当方は、個人事業主であるが、普通の会社が普通に行っている業務管理を行えるように、必要最小限のシステムインフラは用意しておこうと思い、開業少し前から今日まで、業務管理用システムインフラを試行錯誤してきた経緯がある。
３年ほど、運用～メンテナンス～カスタマイズを繰り返し、ほぼシステム構成が収束した状況なので、スモールビジネス用の業務管理サーバーの一提案として紹介しようと思う。

システム構成図を下図に示す。

図　システム構成図

サーバーには、3年ほど前に、DELLで7万円程度で購入したPCをカスタマイズして利用しております。非常に安上がりです。

①　GSession：スケジュール管理、勤怠管理に利用
　┗　一番よく利用するツールです。これだけで、紙の手帳は必要なくなります。日々、勤怠打刻をしております。

②　Redmine：工数管理、プロジェクト管理に利用
　┗　日々の業務内容を作業分類として大まかに登録することで、年間を通じて、どの作業にどれだけの工数を費やしたかを分析できます。また、日々、日報を記録しております。

③　OpenKM：文書管理に利用
　┗　個人事業主でも、色々な文書の作成が必要になります。それらの文書が散逸・発散しないように管理しております。

④　PukiWiki：技術資料管理に利用
　┗　ソフトウェアの利用方法や、システムの構築手順等の備忘録として活用しております。

⑤　GitLab：自社内開発管理に利用
　┗　自社内開発の管理に利用しております。

⑥　ResourceSpace：自社内開発用データの管理に利用
　┗　自社内開発で収集・生成した画像やデータ等を管理する為に利用しております。

⑦　Wireguard：VPNサーバー・・・外出先から自宅ネットワークに接続が可能
　┗　コワーキングスペースや喫茶店で仕事をする際に、自宅ネットワークに簡単・安全に接続できます。

⑧　D-DNSサービス：自宅のIPを固定IPのように利用できる。
　┗　自宅に固定IPを引くのはコストがかかるので、D-DNSサービスを活用することで、ほぼ固定IPのように利用できます。

⑨　Wazuh：システム監視
⑩　NetData：システム監視

⑪　WatchDog・CRON：安定稼働・自動バックアップに利用
　┗　各VMクライアント及びVMホストにWatchDog・CRONを利用することで、ほぼメンテナンスフリーで安定的にシステムを稼働できます。なお、定期的なバックアップでVMが破損した場合の復旧も簡単に行えます。