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0005 【一提案】OPNsenseを利用してスモールビジネス用のUTMを制作する 2025/11/24

 

 OPNsenseを利用して個人事業領域のUTMを制作してみたので紹介することにする。

商用のUTMは数百万円と非常に高価で、個人事業程度では、通常購入して設置しないと思うが、ネットワークセキュリティーの向上の一環として、今回、制作して運用することにした。

自作UTMには、以前開発用に利用していた下記のPCを再利用している。UTMとして利用するには十分のスペックだと考えている。

 製品名 DELL OptiPlex5050
  CPU: Core i5-6600 4-core 4-thread
  RAM: 16Gb
  HDD: 1000Gb

 

ネットワーク配線図を以下に示す。元々、所有するPCにはNICを2台設置して、下図に示す事業用①ルータと事業用②ルータのそれぞれに接続している。

図.ネットワーク配線図

fig-配線図のコピー.drawio.png

ルータ事業用①は、インターネットにアクセスできるが、ルータ事業用②はインターネットから完全に遮断している。

よって、インターネット接続が必要なWebアプリ以外は、192系①のネットワークを落とすことで、インターネットへ常時接続しないようにしている。

また、自宅外から自宅ネットワークへはVPN接続によりできるようにしている。

VPN接続すると、ルータ事業用①(192系①)とルータ事業用②(133系)の両方のネットワークに接続できるように、VPNサーバーがゲートウェイの役割をしている。

今回、自宅の元栓ルータと事業用①ルータの間にOPNsenseを利用してUTMを制作・設置することにした。

 

OPNsenseの詳細な設定は割愛するが、下記の機能を有効している。

① 通常のファイアーウォール

② 侵入検知サービス

③ GeoIPを利用した国別ブロックフィルター

 

恐らく、商用のUTMと比較しても、遜色ない程度に機能していると思う。